当工房でも種類は少ないですが、額縁を提供させていただいております。
「でも実際どんな額縁が絵や部屋に合うの?」
というわけで、わたしの少ない知識と経験に基づき、皆さんのお役に少しでもたてればと、このページを作成しました。
なお間違った箇所がありましたら、ぜひお知らせください。よろしくお願いいたします。
額縁の役割
実は油絵やコンテ画(デッサン画、ご遺影)は額縁がなくても、簡単な条件(後ほどお話します。)さえ満たせばその姿をほとんど変えず残り続けます。
でも、額装します。
なぜ額装するのかといいますと、それは作品をより素晴らしいものに引き立てるためなのです。
なので作品と額縁の相性が合っていないと、せっかくの素晴らしい作品や額縁が台無しとなってしまいます。
絵を引き立てる以外にも、額縁は絵を外部からの衝撃や汚れから守ったりもします。
でも絵画鑑賞をしていて、ガラスの映り込みが気になったことはありませんか?
ガラスがないほうが絵のタッチなど細かいところまで絵を楽しむことが出来ます。
でもせっかくの作品が何かの拍子に汚れたり、傷ついたりしては大変です。
このように額縁はさまざまな役割を果たしているのです。
油彩(油絵)額縁
油絵は「木枠」というものに「画布(キャンバス)」を貼り付けて、額縁にはめこみます。
額縁の色、形など多種多様でどれを選んでいいのかわからないくらいたくさんあります。
そんなたくさんある額縁の中から、いったいどれが絵に合うのかなんて考えただけで大変です。
でも、順を追って選べば割と簡単に額縁を決めることが出来ます。
まずは色を決めて見ましょう。
絵を実際に額縁にはめていただくと、すぐに合う色、合わない色がわかります。
近くに額縁店さんがなかったり、あまり気が進まない方はウェブサイトの額縁店さんの額縁画像をコピーしてお借りしましょう。
当工房で肖像画をお買い求めいただいたお客様でしたら、肖像画の画像データがあると思いますのでサイズを縮小して、先ほどの額縁の画像データとあわせてみましょう。
画像データがない方はお手持ちのデジタルカメラで撮影すれば大丈夫です。
難しくて出来ない方は、こちらの額縁店さんの額縁試着室をご利用してみてください。
色さえ決まればあとは簡単!
・お好みにあった形
・ご予算
にあったものを選べばいいだけです。
デッサン額縁
デッサン画はこちらの額縁を使用します。
当工房では「スタンダードサイズ」と「洋紙サイズ」の2種類に分けてデッサン画の制作をお受けしておりますが、
じつは制作をどちらの種類のサイズをお選びになったかで、額縁の選べる数やお値段が決まります。(良くわからないですね。。)
要するに、「スタンダードサイズ」は種類が豊富でお手ごろなお値段で額縁があります。
でも、「洋紙サイズ」はそれに比べ種類が少なく、お値段も高めです(あくまで私の印象ですが)。
スタンダードサイズのような「吋(インチ)」「大衣(タイコロ)」なんかは日ごろ聞きなれないサイズで、一見種類が少なそうに感じますが、実際は洋紙サイズの「A4」「B3」などのサイズのほうが種類が少ないんですよね。
これには最初わたしもびっくりしました。
ですから制作をご依頼の際は、額縁のことも考えてサイズを決めるといいかもしれません。
額縁の選び方ですが、油絵肖像画とちがい、コンテ画は色が黒一色での制作ですので額縁選びは割りと融通が利くと思います。
裏を返せば迷いがちになったりするのかもしれません。
わたし一個人の好みとしては、ナチュラル系の色(茶系)とシルバー系がおすすめです。
黒は被写体の方や構図によりご遺影みたいになってしまうことがあるので注意が必要です。注意をして選べばシックにかっこよく決まります。
遺影額縁
遺影額縁は種類が少なくウェブショップでも置いていないことが多いです。
その理由としては、ご遺影は親族がお亡くなりになったそのときに急に必要になるもので、大体が地元の葬儀業者さんに合成写真のご遺影を頼まれるからです。
当工房にご遺影をご注文された方は、お写真が入っていた遺影額縁をそのまま使っていただければ結構です。
ご遺影を生前制作される方は、お近くの額縁店さんもしくはウェブサイトでも販売していますので、簡単にご購入いただけます。
代々同じ遺影額縁を使われている場合はやはりいつもご利用の業者さんから遺影額縁を購入すると良いと思います。
額縁いろいろ比較
ひとつの額縁を額装するにも、いろいろ方法や種類があります。
ここではそれらを比較したいと思います。
ガラスつき額縁
- 作品全体の重量が、ガラスつきですと一番重くなり、持ち運びや、飾る際には特に注意が必要となります。
- 落としてしまったり、落下したときにガラスが割れ、怪我の原因になります。
- ガラス表面のほこりを布等で拭いたときに、傷がつきづらく絵画が見やすいです。
- 手で直接作品に触れるなどの行為や、水分から絵画を守ってくれます。
アクリル板つき額縁
- ガラスのものと比べ、重さが軽くなります。
- ガラスと比べ、割れづらくなっているため安全です。
- ガラスと比べ、ほこりを布等で拭くと傷がつきやすく作品が見づらくなります。
- 手で直接作品に触れるなどの行為や、水分から絵画を守ってくれます。
額縁のみ(ガラス、アクリル板なし)
- ガラスやアクリル板がない分、重さが非常に軽くなります。
- 落としてもガラスが入っていないので、破片などで怪我をする恐れがありません。
- 作品の表面についたほこりを取る必要があります。かならず乾いた布でかるく払うように取り除いたください。
- 手で直接触れたり、水分がかかる恐れがあり、作品を傷つける恐れがあります。
- 作品を直接目で見ることができ、作品本来の色や描写を楽しむことが出来ます。また、ガラスやアクリル板などにある、景色などの映り込みがないので良いです。
木枠のみ(額縁、ガラス、アクリル板なし)
- 木枠だけなので非常に軽いです。
- 落としてもガラスが入っていないので、破片などで怪我をする恐れがありません。
- 作品の表面についたほこりを取る必要があります。かならず乾いた布でかるく払うように取り除いたください。
- 手で直接触れたり、水分がかかる恐れがあり、作品を傷つける恐れがあります。
- 作品を直接目で見ることができ、作品本来の色や描写を楽しむことが出来ます。また、ガラスやアクリル板などにある、景色などの映り込みがないので良いです。
- シンプルでモダンな感じが味わえます。逆に物足りなさも感じるかもしれません。
画布(キャンバスのみ)
紐に吊り下げたり、直接壁やコルク板に貼り付けたりと、かなり自由に飾ることが可能です。
が、センスも問われます。あまりおすすめできません。
ちなみにわたしは額縁なしの木枠のみで飾っています。木枠に額縁を飾るための鋲を打ったりするだけで、簡単に飾れてシンプルで好きです。
でもゆくゆくは額縁を着せてあげてきらびやかに飾りたいと思っています。
作品の飾る場所・保存方法・お取り扱いの注意事項
以下の条件を守っていただくと、いつまでも末永く飾っていただくことが出来ます。
- 絵の飾る高さは大体目線くらいの高さがもっとも自然にたのしむことができます。
- 額装をおすすめします。(傷や水分などの外的から作品を守ります。)
- 直射日光は避けてください。
- 高温多湿の場所は避けてください。
- 温度差の激しい場所は避けてください。
- 火気のそばは燃えやすいのでおすすめいたしません。
- 小さなお子様や、ペットの手が届くところは避けてください。
- 絵の具の中には有毒な成分が入っているものもあります。万一絵画の表面を削ってしまい、絵の具がはがれ落ちましたら速やかに掃除をしてください。
- 寝室やソファーの上など、頭上や顔の上に飾る場合は、地震や万が一の落下を十分想定していただき、しっかりと取り付けるか、飾る場所を変えるなどしてください。
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